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W杯スキージャンプ 称賛されるべきドイツ人理学療法士と通算63勝の高梨沙羅選手

執筆者の写真: Grumpy MizunumaGrumpy Mizunuma

北京五輪のスキージャンプ団体混合でスーツ規定違反に問われて失格となり打ちひしがれる高梨沙羅選手の姿は目に焼き付いています。


その後オランダで開催されたW杯の欠場で、今後どうなるのだろうと思いましたが、ノルウェーのリレハンメル大会とオスロ大会で優勝。


W杯通算63勝は男女歴代最多記録とのことです。


北京五輪での不運とも言える失格とそんな逆境を乗り越えていく強さこそ高梨沙羅選手が世界に称賛される理由でしょう。


言うのは簡単ですが、我々には想像もできないほどの精神力を持ち合わせているのでしょう。

だからこそ後に続く若者たちの目標となり世界中に夢と勇気を与え続けるのだと思います。


ところで北京五輪で失格になりショック状態の高梨沙羅選手に歩み寄り、肩に手を添え、言葉をかけたドイツ人理学療法士の女性がいたことをご存知でしょうか。


テレジア・シュスターさん。

ドイツではその時の映像が何回も流されていたそうです。


言葉をかけるドイツ人理学療法士テレジア・シュスターさん

ある番組が取材を申し込んだところ「私は取材を受ける立場ではないです」と断られたそうですが、次のように語ったそうです。


「選手たちはみな、競技のために毎日精いっぱい戦っているので、誰かが泣いているのを見ると、胸が張り裂けそうになります。私は理学療法士として当然のことをしただけです。私達は紗羅が1日でも早く回復して元気になることを願っています」

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