前回「シナリオのないドラマ 高校野球」で錦城高校のレポートを書きました。
その後錦城高校は、第2回戦 第3回戦と勝ち進み、本日第4回戦 対大和高校戦が府中野球場で行われました。
我々撮影隊もここまでくるとすっかり感情移入しています。勝てば初のベスト8、次は神宮球場だ!
しかしながら試合には敗れてしまいました。それでも10数年ぶりのベスト16とのこと。
試合が終わると錦城高校の応援席からは、大和高校に「フレー フレー 大和」とエール。
そうして錦城高校野球部の夏の大会は終わったわけです。
試合後スタジアムの外では、応援に駆けつけた多くの人たち(家族 先生 同級生 先輩 後輩 etc.)が、錦城高校の野球部員を取り囲んでいました。
悔しさに座り込む部員や肩をたたいて慰めるチームメート。
「ありがとうございました」と挨拶をする部員。
「ここまでよく頑張った ありがとう」と選手に握手を求める人。
そうして随分長い時間が経ちましたが、誰も立ち去る様子はありません。
まるで時間が止まってしまったようです。
それぞれの胸の内に、様々な思いが巡っていたのでしょう。
感謝 思いやり 励まし 愛情 悔しさ 優しさ 夢 等々、様々な思いが交錯していたに違いありません。
いつまでもそんな思いに浸っていたかったのかもしれません。
試合では《シナリオのないドラマ》に多くに人々が熱狂し感動したわけですが、球場の外でもたくさんのドラマが繰り広げられていたわけです。
毎日悲惨な事件が起きていますが、こんな人々の姿を見ていると日本の将来は大丈夫と思えてくると言ったら飛躍しすぎでしょうか!
皆さんはどう感じるのでしょう?
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